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TECHNICAL SPECIFICATIONS 製品技術情報

マダックスの技術、考え方についてご紹介します。
ご不明点や詳しい話をお聞きになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。
今後も随時情報を更新して参ります。

◎オーバーヘッド式ロールストッカーMR型の特長/特許取得技術

・ラックフレーム上部をPU台車が走行し、任意のロールを入出庫することが出来る自動倉庫です。
・高い保管効率を実現します。
・空間を自由にレイアウトができ、個々のお客様の条件に最適なロールストッカーをご構築いただけます。

◎システム全体の施工例イラスト

◎ロールストッカー1基で、X・Y・Z方向に自由なスペース選択
フレーム構造は、図に示すように連・列・段の選択が自由にできるため、工場内で任意のストレージ空間を選択することができます。

≪同じ100ロール保管ストッカーでも組み合わせはいろいろ≫
・2連×10列×5段 = 100ロール
・3連×7列×5段 = 105ロール
・4連×5列×5段 = 100ロール
・5連×4列×5段 = 100ロール
・7連×3列×5段 = 105ロール
・10連×2列×5段 = 100ロール


◎建物および加工機等の全体レイアウトを考慮した棚構成
入出庫口を各連および各列に任意に設けることが出来ますので、上流・下流の加工機に対して、最適・最短の配置をする事ができます。

●2連×18列×4段の構成例
全144ロール収納の構成例です。PU台車がラックフレーム上部を走行し、任意のロールを入出庫します。

●中間通路型
ストッカー内に通路をとることで、移動・搬送のムダをなくし、ストッカーが工場内で邪魔になることがありません。

●エレベーター兼用型
1階~2階(3階)の連続したストックレイアウトも可能です。各階に入出庫口を配置できます。

◎オーバーヘッド式における応用技術

●棚分割方式
ロール径にバラツキが大きい場合、大ロール・中ロール・小ロールに棚分割して、保管効率をさらに高めます。
大ロールの径で棚割り配置すると、大半がそれより小径の場合に無駄な空間スペースが多くなってしまう、そのための解決法です。)

●ロール移載アーム幅調整方式
製品ロール幅が違う場合、PU入出庫装置の移載アーム幅の自動調整が可能です。

●コア受支持方式
ロールに芯棒がない場合(紙管またはプラ管巻取りロール)は、移載用の吊パイプを挿入して保管します。

●ストッカー内巻き方向反転装置
下流へロールを出庫する際、上巻出しおよび下巻出しを選択しなければならない場合に、棚内にロール反転装置を設けることができます。(出庫後の処理よりも安全で、そのためのスペースも不要です。)

●巻垂れ防止装置
製品ロールのエージング処理が必要な場合、エージング室と常温室の連続一連での全体構成が可能です。また、エージング装置製作納入についてもご相談ください。

●クリーンルーム対応
標準仕様でもほとんど粉塵等が出ない構造になっていますが、さらにクリーン度を高めた仕様も可能です。

●究極の保管効率
保管効率2/3を4/5に向上させる究極のレイアウトです。

●ダブルリーチストッカー(MRW型)
このストッカーは上部を走行するPU台車が無く、1昇降路内を上下するPU装置がロールの出し入れを行います。
ラックは、昇降路を挟んで2箇所、片側で奥と手前の2行を有し、両側で4行の棚を有しています。
奥側の製品ロールを取り出す場合は手前側ロールを別の空き棚に自動的に待避させた後、所定のロールを出庫します。
少数ロールの保管に最適です。

●移動ラックコンビストッカーMRM型
このストッカーは製品ロールを保管するラック棚を移動する事により保管効率を高めています。
図中の斜線部ロール棚は1ユニット単位で1ロールピッチ移動する事ができます。
棚移動は入出庫要求に対応して必要なとき自動的に行われます。
標準的なストッカーと同様の操作にて任意ロールの出し入れを行う事ができます。

◎ガントリー式ロールストッカーMRG型の特長

●シンプル構造でコストメリット
オーバーヘッド式のストッカーが4軸駆動で運転していることに比較して、ガントリー式ストッカーは2軸駆動のため、
構造がシンプルでコスト面でもメリットがあります。

●クリーン性
PU台車の走行レールが床面に配置されているため、製品への粉塵の影響を受けにくく、クリーン性がより優位になります。

●中小規模ストックに最適
ストック規模が、チェーン式ストッカーでは小さいがオーバーヘッド式では大きすぎるという場合に最適な空間を創造できます。

●ストックフレーム(棚)構成について
比較的低い棚(6m程度以下)に適しています。

◎入出庫の流れ
製品を保管するストックフレームをまたぐ形で門型PU台車が走行します。
走行端には製品を入出庫するための仮置きスタンドが設置されています。


●入庫する場合

製品を外部から搬入します。
   ↓
入庫口仮置きスタンドに製品を仮置きします。
   ↓
門型PU台車が走行して製品を迎えに行き、スタンドから取り上げます。
   ↓
ストックフレームの空番地へと自動的に入庫保管します。

●出庫する場合

保管された任意の製品を指定します。
   ↓
門型PU台車が走行して迎えに行き、ストックフレームから製品を取り上げます。
   ↓
出庫口仮置きスタンドへと自動的に出庫します。
※出庫口からの逆搬送も可能です。

◎チェーン式ストッカーRSC型の特長
●最も標準的な4段式構造/前後両側出し入れ方式
番地管理方式で該当ロールの番地を指定すると、自動的に左右近回りを判断しエンドレスチェーンを駆動します。
該当ロールが入出庫口に停止後、作業者がロールの入出庫作業を行います。


●標準的なロール支持方法
巻芯をハンガーチェーン等で支持する宙吊保管方式です。
ハンガーチェーンを幅方向に移動調整が可能ですから種々のロール幅(巻芯長)の保管が可能です。


◎ストッカーへの入出庫方法
ロールの入出庫は前面または前・後両面から行うことができます。
フォークリフトにアタッチメントを取り付けて行う方法、手押台車による方法、
リフターによる方法等種々の方法があるのでご相談ください。

●リフターによる出し入れ方法

●台車による出し入れ方法

◎レイアウト例/さまざまな応用パターン

●床面掘り込み方式
天井の高さが不足している場合に有効です。

●縦型ユニット方式
少数ロール保管に最適です。
ストック必要量の増加に合わせて、ユニット数を増設してゆくのもひとつの方法です。

●吹き抜け方式
1階~2階のエレベーター兼用です。

製品ロールを傷めないようにするため、基本的にラック内での保管はロールの鉄芯の両端、幅約30~50mm部分を保持します。
移載時は、同部分と製品ロール端面の間スペースにアームを進入させ、支持移載します。

PU台車はラックの上部を走行する台車で、X軸方向に走行する親台車、親台車内でY軸方向に横行する横行台車、横行台車内に実際にロールをラックに対して出し入れする昇降移載装置のコンパクトな3重構造となっています。
該当ロールを出庫する場合、PU台車はX軸(走行)およびY軸横行して、該当ロールを入出庫するための縦通路スペースに停止します。
次に昇降移載装置を下降させ、該当ロールの少し下の位置で停止します。該当ロール側にアームをリーチさせ、少しロールを持ち上げ、アームをリーチバックさせて、昇降装置内に取り込みます。
続けて、昇降装置は上昇し、PU台車内に納まります。PU台車はX軸走行、Y軸横行して、入出庫口の縦通路スペースに停止し、昇降装置を下降させます。
入出庫口の少し高い位置で停止し、アームをリーチして少し下降させ、入出庫口のブラケットにロールをセットします。続けて、アームをリーチバックさせ、昇降装置が上昇し、PU台車本体内に納まって動作完了です。

ラック内での支持するブラケットと同じ物を入出庫口の任意の高さに設けることが出来ます。
そのブラケットに搬機にて製品ロールを預け、操作盤にて入庫操作を行います。
入出庫するための搬機は、フォークリフト、市販の台車、および手押し台車等、種々の方法があります。
他工程への搬送を考慮した入出庫方法を相談させていただきます。また、ロールストッカーの上流、下流に対する自動搬送を検討させていただくことも可能です。

最近、クリーン化のニーズが高まっています。
ロールストッカーは、基本的に発塵が少ない構造および材料を使用していますが、高度のクリーン化対策が必要な場合は、そのレベルに合わせた対策をとることが可能です。
ご相談ください。

製品ロールの重量および大きさにもよりますが、保管数が50ロール程度まで(最大でも100ロール)であれば、 チェーン式ロールストッカーの方がコストメリットがあります。 それ以上の場合は、オーバーヘッド式ロールストッカーが適しています。入出庫時間も短いです。

幅が最大のロールより長い吊パイプ(一定長)を狭い幅のロールにも使用します。
(但し、特殊な場合、2種類程度は可能です。)

チェーン式の場合、ハンガーチェーンをずらすことが出来るので、コア長が何種類でも保管可です。

紙管内に製品ロール幅より長い吊パイプを挿入します。
ロールの両端面から突き出た部分を利用して、ラック内での保管、また移載時の支持をします。

ロールストッカーは種々の方式があります。
建屋設備等との関連において、貴社が理想的と思われる構想イメージがあればご連絡ください。
弊社にて機能・価格・その他から最適な機種選定および全体レイアウト図を作成して、見積提出させていただきます。

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